OKIの株価への影響: 水中音響計測施設の改修と新たな取り組み: 買い?売り?

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お読みいただきありがとうございます。今回は沖電気<6703.T>の株価を分析します。

OKIが投資の新フィールドに進出: 水中音響事業と株価の関連性

新施設「SEATEC NEO」の特徴と能力

  • 4億円を投じて改修
  • 内部の開口部の面積を1.5倍に増加
  • 大型の機器も試験可能に
  • 試験対象として、ソナーや音響通信装置などOKI製品が半数以上
  • 大学や研究機関、民間企業の水中ロボットも取り扱い

施設のエコ技術と未来の展望

  • 屋上に太陽光発電パネルを設置
  • 発電した電力でのセンサーやカメラ稼働
  • 海上の気象データなどを収集
  • 海洋音響通信技術によるデータ収集とプラットフォーム化構想

ビジネス戦略と目標

  • 洋上風力発電や漁業などへのデータ提供サービスを展開
  • 養殖業を営む事業者へのデータ提供も検討中
  • 2031年度までに売上高を倍増させる目標
  • 社長のコメント: 「海洋事業を将来の大きな柱として長期投資していく」

OKI株価の展望: 「買い」か「売り」か?

株価へのポジティブ要因

  • 投資と改修を行った水中音響計測施設の新施設
  • 水中音響事業の拡大と多岐にわたる取り組み
  • 将来的な売上高倍増の目標

考慮すべきリスク要因

  • 投資額とその回収の期間
  • 新事業への進出の成功率と市場の反応
  • 競合他社の動きと市場の変化

結論

現在の情報を基に、OKIの株価は今後の展望としてポジティブであると考えられる。新たな取り組みと事業拡大の計画は、長期的な投資として魅力的である可能性が高い。しかし、投資を行う際には、リスク要因もしっかりと考慮し、より詳しい情報やアドバイスを元に判断することが重要である。

参考

2023/10/13 日経産業新聞 4ページ

2023年10月13日の沖電気<6703.T>

沖電気<6703.T>の相場分析を行います。前営業日の沖電気<6703.T>株価は横ばい。998円で取引を終えました。

PERから見る沖電気<6703.T>株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

前営業日の沖電気<6703.T>株価のPERとEPSは

  • PER: 10.81000001 倍
  • EPS: 92.32 円

でした。

EPSが横這いならば企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、PERから下記の基準が考えられます。

  • PER: 12 倍: 1107.863089 円 →上値メド(楽観シナリオ)
  • PER: 11 倍: 1015.541165 円 →妥当な水準の中心(楽観シナリオ)
  • PER: 10 倍: 923.219241 円 →下値メド(楽観シナリオ)

ボリンジャーバンドから見る株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

10/13を含め25日間の株価の終値は

  • 2023/10/13 998.00
  • 2023/10/12 1008.00
  • 2023/10/11 998.00
  • 2023/10/10 1026.00
  • 2023/10/6 1015.00
  • 2023/10/5 960.00
  • 2023/10/4 934.00
  • 2023/10/3 967.00
  • 2023/10/2 1003.00
  • 2023/9/29 1006.00
  • 2023/9/28 1030.00
  • 2023/9/27 1045.00
  • 2023/9/26 1045.00
  • 2023/9/25 1071.00
  • 2023/9/22 1063.00
  • 2023/9/21 1060.00
  • 2023/9/20 1085.00
  • 2023/9/19 1120.00
  • 2023/9/15 1116.00
  • 2023/9/14 1095.00
  • 2023/9/13 1071.00
  • 2023/9/12 1083.00
  • 2023/9/11 1063.00
  • 2023/9/8 1058.00
  • 2023/9/7 1054.00

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA: 1,045.80 円
  • σ: 47.62 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 1189 円
  • +2σ : 1141 円
  • +1σ : 1093 円
  • 25SMA : 1046 円
  • -1σ : 998 円
  • -2σ : 951 円
  • -3σ : 903 円

まとめ

  • 1189 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 1141 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 1108 円 :PER水準で見た場合→PER 12 倍(上限)
  • 1093 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 1046 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
  • 1016 円 :PER水準で見た場合→PER 11 倍(中央)
  • 998 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
  • 951 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
  • 923 円 :PER水準で見た場合→PER 10 倍(下限)

903 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ

相場の予測はできません。しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。異常な安値はいずれ修正され上がります。異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。そのため、この記事では株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

※本ブログは筆者が学んだ相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。

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